【エイジ・オヴ・シグマー】全2回:アキュシー環境考察②「戦術目標の選び方」編

こんばんは、あどりーです🐧

今回は前回のアキュシー環境考察の第2回「戦術目標の選び方」についての記事になります。

前回は憤激ダイス関連について話していますので、まだお読みでない方は是非読んでみてください。


これからアキュシーの禍事でゲームを始める方の参考になれば幸いです。

全文がかなりの文章量のため、マッチプレイを始めたての方は「4.簡単チェック!戦術目標を選ぶ際の判断基準」からお読みいただき、興味があれば「5.各戦術目標の評価」をお読みくださいませ。

それでは今シーズンの戦術目標を見ていきましょう!

目次

戦術目標とは

まずは、Age of Sigmarにおける「戦術目標」について簡単におさらいします。

戦術目標とは、バトル中に指定されたミッションを達成することで、追加の勝利ポイントを獲得できる要素です。
Warhammer 40,000における「副次任務」に近いものと考えると、分かりやすいでしょう。

戦術目標はアーミーを編成する際に、6種類の中から2種類を選択します。

各戦術目標には、以下の3段階のミッションが記載されています。

  1. 第1段階:乱闘
  2. 第2段階:襲撃
  3. 第3段階:支配

まずは「乱闘」から開始し、自軍側ターン終了時に達成条件を満たしていれば勝利ポイントを獲得。
その後、次の段階である「襲撃」へ進みます。

「襲撃」を達成すると、最後の「支配」へ進むという仕組みです。

そのため、二段階目の「襲撃」だけが達成しやすくても、先に「乱闘」を達成できなければ意味がありません。
戦術目標を選ぶ際は、これらの達成条件を確認し、自分のアーミーで順番に達成できるかを考える必要があります。

本記事では、各戦術目標の特徴を確認しながら、現時点でオススメしたい組み合わせを紹介します。

※本記事の評価は、使用するバトルプラン、対戦相手、自軍の編成によって変化します。あくまで戦術目標を選ぶ際の目安としてご覧ください。

「第3段階:支配」は考えなくて良い

身も蓋もないことを言うようですが、慣れないうちは「支配」について、ロスター編成の段階から強く意識する必要はないと私は考えています。

というのも、いずれの戦術目標も「支配」の達成条件は厳しく、最速で到達できるのは第3バトルラウンド以降です。
さらに、そこまで順調に「乱闘」と「襲撃」を達成できている試合では、すでに盤面や勝利ポイントの面で、ゲームの趨勢が大きく傾いている可能性があります。

そのため、まずは「支配を達成できるか」よりも、第1段階の「乱闘」と第2段階の「襲撃」を安定して達成できる組み合わせを重視するのがよいでしょう。

反対に、「乱闘」と「襲撃」の達成状況は、ゲームの勝敗へ直接関わってきます。
特に序盤から中盤にかけて戦術目標を達成できないと、後半に盤面を取り返しても勝利ポイントの差を埋められないことがあります。
まずは「乱闘」と「襲撃」をどのユニットで、どのターンに達成するのかを意識してプレイすることが重要です。

もちろん、「支配」の達成条件まで自然に狙える編成であれば、それに越したことはありません。
ただし、初心者のうちは「支配を達成するための編成」ではなく、「乱闘と襲撃を安定して達成した結果、支配も狙える編成」を目指すのがよいでしょう。

戦術目標とロスター、どちらを先に決める?

『戦術目標に合わせてロスターを編成するのか、それとも完成したロスターに合わせて戦術目標を選ぶのか。』

これは、戦術目標を考えるうえで重要なポイントです。

私の場合は、先に達成したい戦術目標を2種類決め、それに合わせてロスターを組むようにしています。
戦術目標は、比較的達成しやすいものでも、少し特殊な条件を要求されることが多いためです。

ロスターを先に完成させてしまうと、

「乱闘」は達成できるが、ゲーム開始時点で「襲撃」を達成するために必要なユニットや能力がない

といった状況になりがちです。

例えば、複数の味方ユニットを特定の地点へ配置する戦術目標を選ぶのであれば、それを担当するユニット数が必要です。
敵軍側陣地へ進入する戦術目標であれば、移動力の高いユニットや、敵陣で生き残れるユニットを用意しなければなりません。
ゲームでの勝利に重点を置く場合は、先に達成可能な戦術目標を2つ選択し、その達成条件を満たせるようにロスターを調整するのがオススメです。

一方で、使いたいユニットや好きなアーミーを優先して遊びたい場合は、無理に戦術目標へロスターを合わせる必要はありません。
カジュアルに楽しみたい方は、まず使いたいロスターを組み、そのロスターの得意な動きに合う戦術目標を選ぶとよいでしょう。

自分がどのような遊び方をしたいのかに合わせて、ロスターと戦術目標のどちらを優先するかを決めましょう。

簡単チェック!戦術目標を選ぶ際の判断基準!

始めたての方で「自分はどれを選べばよいのか分からない」という方は、まず自分のロスターを見ながら以下の戦術目標から2つを選んで遊んでみてください。

魔法や射撃でダメージを与えられる

ヒーローフェイズや射撃フェイズに敵へダメージを与えられる場合は、戦術目標1「燃え盛る強襲」が候補になります。

1ターン中に、同じ敵ユニットへ異なる3つのフェイズでダメージを与えられるかを確認しましょう。

第1ラウンドに自軍側陣地の外へ2ユニット以上出せる

この条件を満たせる場合は、戦術目標2「灰の攻囲戦」が候補になります。

特に、そのユニットが次のような特徴を持っていると達成しやすくなります。

  • ポイントが低い。
  • 撃破されても蘇生できる。
  • 予備戦力から戦場に出てくる。

第1段階を達成した後、「敵の攻撃を前線ユニットで受けて、火力ユニットで迎撃する」という基本的な動きが出来れば第2段階も達成できます。

始めたての方は、AoSの基礎的な動きが覚えられる戦術目標2がオススメです。

第1ラウンドに戦場の4区画へ広がれる

移動力の高いユニットが複数あり、第1ラウンドから戦場全体へ広がれる場合は、戦術目標5「燃え盛る復讐心」が候補になります。

第1段階を達成した後は、自分で「逃亡者」に指定した敵英雄を追跡し、撃破を狙いましょう。

第1ラウンドから戦場全体へ展開し、その後敵ユニットを積極的に撃破しにいく攻撃的な編成にも、戦術目標5がオススメです。

前線で戦える英雄・大型英雄が2体以上いる

耐久力の高い英雄が2体以上入り、すべての英雄を前線へ出せる場合は、戦術目標6「大焦界の伝説」が候補になります。

大型の総大将キャラクターを活躍させたい場合は戦術目標6を選択しましょう。

しかし、第1段階を達成するために、敵のユニットの攻撃を耐えきれる前線ユニットが必要な点にご注意を…
歩兵ユニットで敵の攻撃を受け止めたところを英雄たちに助けてもらいましょう。

第1段階をクリアした後は、ひたすら英雄で敵のユニットを撃破しながら戦場を制圧していきましょう。

戦術目標3と4を選ぶ場合

戦術目標3と4は、ほかの戦術目標よりも達成方法が特殊です。

  • 戦術目標3:通常移動で敵陣地のさまざまな場所へ向かう必要がある。
  • 戦術目標4:味方ユニットを意図的に全滅させる必要がある

戦術目標3・4は、達成を担当するユニットと手順が明確に決まってから採用することをオススメします。

各戦術目標の評価

本記事では、各戦術目標を以下の3段階で評価します。

  • A:汎用性が高く、幅広いアーミーで採用を検討できる
  • B:特定の編成やアーミーでは強力だが、向き不向きがある
  • C:相手やロスターへの依存度が高く、採用には明確な理由が必要

オススメ度は戦術目標そのものの強さだけでなく、達成の安定性、相手からの妨害されにくさ、対応できるアーミーの広さを含めて評価しています。

また、本記事では原則として第3段階の説明を割愛しています。
ただし、戦術目標6については第3段階の達成条件が比較的簡単なため、合わせて紹介します。

戦術目標1「燃え盛る強襲」

オススメ度:A

オススメのアーミー

  • ヒーローフェイズや射撃フェイズに、敵ユニットへダメージを与える手段があること

採用基準は、基本的にこれだけです。

第1段階「乱闘:熟練の用兵」

第1段階の達成条件は、次のとおりです。

同一の敵ユニットに対して、
【ヒーローフェイズ、射撃フェイズ、突撃フェイズ、接近戦フェイズ、ターン終了時】のうち、
異なる3つのフェイズでダメージを与える。

そのため、魔法・射撃・接近戦を組み合わせて戦えるアーミーにオススメです。

ヒーローフェイズに敵ユニットへダメージを与えられる、
セラフォンの陣営地形「レルムシェイパー・エンジン」
ヒーローフェイズに18mv以内の敵へダメージを与えられる
「ロッティガス」
達成例:

基本的には、敵の前線ユニットを対象に、

  1. ヒーローフェイズ
  2. 射撃フェイズ
  3. 突撃フェイズ
  4. 接近戦フェイズ
  5. ターン終了時

のいずれか3フェイズでダメージを与える、といった流れが考えられます。

また、騎兵ユニットなどであれば、接近戦フェイズに攻撃した後、ターン終了時に「強行突破」を使用することで、1ユニットだけで2フェイズ分の条件を達成することも可能です。

突撃時にダメージを与える能力を持つ「ブラッドナイト」
突撃、接近戦、強行突破まで成功すれば、1ユニットで達成できるかも……?

スレイヴ・トゥ・ダークネスやブレイド・オヴ・コーンなど、接近戦を主体とするアーミーは、ヒーローフェイズや射撃フェイズにダメージを与える手段が無く、戦術目標①は選びづらい戦術目標に感じます。

一方で、複数のフェイズにダメージを与える手段があるアーミーなら、対象と攻撃順を意識することで比較的達成しやすいでしょう。

達成時の注意点

注意点として、達成条件は3つのフェイズで攻撃することではなく、同一の敵ユニットへ、実際にダメージを与えることです。

また、加護などでダメージが打ち消された場合、達成条件を満たすことができなくなります。
アキュシーでは、憤激ダイスの【歯を食いしばれ】を用いることで簡単にダメージを打ち消せるため、達成を阻止されないよう注意しましょう。

第2段階「襲撃:防御を打ち破れ」

第2段階の達成条件は、次のとおりです。

自軍側ターン終了時に、敵軍側の隠れ家を確保している。

バトル開始時に対戦相手が指定した特殊地形が、敵軍側の「隠れ家」になります。

その隠れ家を自軍側ターン終了時に確保していれば達成です。

直感的にも分かりやすく、敵陣へ攻め込んでいく過程で自然に達成を狙える点も、戦術目標1のオススメ度が高い理由です。

ただし、隠れ家となる特殊地形は対戦相手が選択します。
相手は基本的に、自軍が守りやすく、こちらが奪いにくい場所を選ぶでしょう。

安定して達成したい場合は、中盤から後半にかけて敵陣へ移動し、隠れ家を確保できるユニットをロスターへ編成しておきましょう。

特に相性がよいのは、

  • 高い移動力や飛行を持つユニット
  • ワープや再配置ができるユニット
  • 復活によって、戦場へ戻ってこられるユニット

スケイヴンやソウルブライトであれば、戦闘が進んで相手の手数が減ったタイミングに、復活させたユニットを送り込んで隠れ家を確保する動きも狙えます。

第1段階を達成できる攻撃手段と、第2段階で隠れ家へ向かえるユニットを用意できるなら、「燃え盛る強襲」は非常に採用しやすい戦術目標です。

達成時の注意点

前述したとおり、対戦相手は基本的に最も奪われにくい特殊地形を隠れ家として選択します。
相手の戦力が十分に残っている段階で、隠れ家を奪うためだけに主力を向かわせると、返り討ちに遭ってしまう可能性があります。

戦術目標を達成できても、そのために主力を失って試合全体が不利になっては本末転倒です。
無理に序盤から狙うのではなく、お互いのユニットが消耗し、相手が隠れ家の防衛へ戦力を割けなくなったタイミングを見計らって奪取しましょう。

戦術目標2「灰の攻囲戦」

オススメ度:A

オススメのアーミー

  • 予備戦力から戦場に配置する連隊がある
  • 蘇生が可能かつ機動力があるユニットがいる
  • 低ポイントかつ機動力があるユニットがいる
  • 作戦目標を踏みながら相手の攻撃を受け切る耐久ユニットがいる

個人的に、アキュシーで最も使用している戦術目標です。

第1段階は相手の配置に左右されにくく、自軍の配置や移動によって達成条件を整えられます。

第2段階も、

相手ターンの攻撃を受け止め、自軍ターンに別のユニットで反撃する

という基本的な流れで達成を狙えます。

敵の攻撃を受けるユニットと、反撃するユニットの役割を意識する必要があるため、AoSにおけるユニット運用や先を見据えたプレイングの上達にもつながる戦術目標です。

第1段階「乱闘:壁の構築」

第1段階の達成条件は、次のとおりです。

自ターン終了時に以下の条件を満たすこと

  • 自軍側陣地の外側に全体が入っており、かつ自軍側陣地の6mv以内に全体が入っている味方ユニットが2個以上いる。
  • 対象となる味方ユニット同士が、互いの3mv以内に一部でも入っている。

文字で表すと、非常にややこしい条件です。
これはどのような状態かというと、

このような状況です。

自軍側陣地のすぐ外側に、互いの3mv以内となるよう味方ユニットを2個以上配置できれば達成です。

予備戦力から複数のユニットをまとめて配置できる連隊があれば、比較的簡単に条件を整えられます。

波しぶき”ガットロット”
ロットマイヤー・クリード
カラナック
 フレッシュ・ハウンド
タイラント(グラットホーン騎乗)
 モールビースト・ライダー

相手のユニットを撃破する必要がなく、自軍の配置と移動だけで条件を作れるため、事前に達成手順を組み立てやすいのが強みです。
ただし、達成のために前へ出したユニットは、その後の敵ターンで攻撃の対象になる可能性が高いです。

そのため、以下のようなユニットを使用するとよいでしょう。

  • 配置された時点で役割を果たせるユニット
    (例:ガットロット×ロットマイヤー)
  • 撃破されても損失の小さい低ポイントのユニット
    (例:グリフハウンド、フレッシュハウンド)
  • 復活や再補充ができるユニット
    (例:フェルバット、スナールパック)
  • 敵ターン中に移動し、攻撃範囲から避難できるユニット
    (例:アキュシー強化持ちのルミネス歩兵or騎兵、モーティス・リーパー)

撃破される可能性まで考え、戦術目標を達成した後にも役割を持てるユニットを選ぶことが大切です。

フラカン・ウィンドチャージャー
 セヴィレス

ルミネス・レルムロードであれば、これらのユニットで戦術目標を達成した後、敵ターン中の移動によって攻撃範囲から離れ、撃破されるリスクを抑えられます。

フェルバット
 ダイアウルフ

ソウルブライト・グレイヴロードであれば、デッドウォーカーなどで戦術目標を達成した後、対象のユニットが撃破されても復活を狙えます。

使い切りになりにくいため、戦術目標を達成するために前へ出すリスクを抑えられるでしょう。

達成時の注意点

自分が第1バトルラウンドの先攻を取れた場合は、相手に妨害される前に必要な位置へユニットを配置できるため、簡単に条件を達成できます。

一方で、相手が先攻の場合は、条件を満たしたい場所を敵ユニットに押さえられたり、配置したユニットが「報復突撃」で撃破される可能性があります。
特に相手も戦術目標2を選択している場合は、先攻を渡すことで相手に第1段階を先に達成される可能性があります。

戦術目標2を選択している相手との対戦では、先攻・後攻の選択が戦術目標の進行へ与える影響も考えておきましょう。

第2段階「襲撃:拠点への再補給」

第2段階の達成条件は、次のとおりです。

敵軍側陣地内に一部でも入っている作戦目標を自軍が確保しており、その作戦目標を以下の味方ユニットが争奪している。

  • このターン中に『移動』アビリティを使用していない味方ユニットが1個以上
  • このターン中に突撃した、別の味方ユニットが1個以上

このターン中に移動していない味方ユニットが必要になるため、前のターンからの準備が重要です。

基本的な達成ルートは、次のようになります。

  1. 敵軍側陣地にある作戦目標へ、耐久力の高いユニットAを進める
  2. 相手ターンの攻撃を、そのユニットAで受け止める
  3. 次の自軍ターンでは、そのユニットAを移動させずに作戦目標へ残す
  4. 別の味方ユニットBで、作戦目標付近の敵へ突撃する
  5. 自軍側ターン終了時まで、ユニットA、ユニットBで作戦目標を争奪する

この流れを成立させるには、相手ターンの攻撃を受けても生き残れるユニットが必要です。

ケイオス・ウォリアー
ミュルミデシュ・ペインブリンガー
クロノス・ハンター(大鎌装備)

相手ターンの攻撃を受け切った後は、別のユニットで攻めてきた敵へ突撃し、反撃しながら達成を狙います。
突撃によって攻撃性能が上がる騎兵などを使用すれば、作戦目標を守るユニットを援護しながら、勝利ポイントも獲得できます。

「相手の攻撃を受けるユニット」と「自軍ターンに反撃するユニット」を分けて用意することが、この段階を安定して達成するポイントです。

達成時の注意点

突撃したユニットも、自軍側ターン終了時まで対象の作戦目標を争奪していなければなりません。
そのため、突撃後に「強行突破」を使用し対象の作戦目標を争奪できない位置まで離れてしまうと、達成条件を満たせません。

また、突撃する側のユニットの耐久力や攻撃力が不足していると、敵から反撃を受け、どちらかの味方ユニットが全滅してしまうことがあります。
突撃側のユニットはある程度の火力を持つユニットを用意しましょう。

戦術目標3「背を焼く猛炎」

オススメ度:C

オススメのアーミー

  • 高い移動力を持つ騎兵、飛行ユニット、小型ユニットが複数いる
  • ワープ以外の手段で敵陣の奥まで進行できる。
  • 1ラウンド目から積極的に仕掛ける編成

とにかく敵陣に行くことを強いられる戦術目標です。
採用にはある程度ゲームへの慣れが必要かと思います。

達成条件には、敵ユニットの撃破が一切関係しません。
味方ユニットの配置だけで得点するため、この戦術目標を意識してプレイすることで盤面コントロールの練習にもなるでしょう。

ナイトホーントや、ルミネスなど、機動力が高く撹乱が得意な陣営にオススメの戦術目標です。

乱闘:待ち伏せ

第1段階の達成条件は、次のとおりです。

自軍側ターン終了時に、以下の条件を満たす作戦目標または特殊地形を、合計2個以上確保する。

  • 自軍側陣地から6mvより遠く離れていること
  • それぞれを異なる味方ユニットが争奪中であること
  • 争奪している味方ユニットが、このターン中に配置されていないこと

通常移動で盤面を広く確保できる編成には向いていますが、ワープや予備戦力からの配置だけでは達成できません。

そしてバトルプランによって向かうべき場所が非常に左右されます。

そもそも1ラウンド目からの達成が困難なため、2ラウンド、3ラウンドと展開を読みながら達成を考える必要があります。
しかしながら、これを達成するためのロスターを組んでいれば、2段階目の達成は簡単に出来るでしょう。

襲撃:敵を包囲せよ

第2段階の達成条件は、次のとおりです。

  • このターン中に配置されておらず、異なる戦場の角から9mv以内に一部でも入っている味方ユニットが2つ以上いること
  • 自軍陣地外に全体が収まっている味方ユニットが2つ以上いること

この戦場角9mvを2つ用意するのは自陣でも良いので、達成難易度は低いです。
そして、自軍陣地外も第2段階を達成するであろう3ラウンド目以降であれば、作戦目標の争奪と合わせて達成可能と思いますので難易度は低いです。

ただし、戦場の角へ向かう動きが、バトルプランによっては作戦目標の配置と噛み合わない場合もある点は注意が必要です。

戦場角に向かっても戦闘に関与できなくなっても問題のないユニットが用意できるようにロスター時点で調整しておきましょう。

達成時の注意点

第1段階では、確保に使用するユニットがそのターン中に配置されていてはいけません。
第2段階でも、戦場の角付近へ置く2ユニットは、そのターン中に配置されたユニットでは達成できません。

選択する場合はロスター時点でこの戦術目標を達成するための仕組みが必要になるでしょう。

戦術目標4「煙幕」

オススメ度:C

オススメのアーミー

  • 低体力かつ低セーブで、意図的に全滅させやすいユニットを採用できる
  • 低ポイントのユニットを複数採用できる
  • 味方ユニットを失った後も、盤面を維持できる

作戦目標の確保と、味方ユニットの損失を利用して勝利ポイントを獲得する戦術目標です。

第1段階の達成難度は比較的低いものの、第2段階の達成条件には非常に強いクセがあります。

採用する際は、第1段階を達成できるかだけでなく、第2段階でどのユニットを全滅させるのかまで考えておく必要があるでしょう。

確保力とユニット数が求められるため、蘇生力の高いスケイヴン、グルームスパイト・ギット、ディーモンを中心とした混沌勢力、ナイトホーントなどが候補になります。

一方で、基本セーブが高いユニットでは、
「倒してもらうつもりだったのに、攻撃をすべてセーブして生き残ってしまった」

ということも起こります。

自軍の耐久力が、かえって戦術目標の達成を妨げる可能性がある点に注意が必要です。
特に明確な採用理由がなければ、選択の優先度は低いでしょう。

第1段階「乱闘:敵を手玉に取れ」

第1段階の達成条件は、次のとおりです。

  • 自軍ターン終了時、自軍が作戦目標を争奪しており、その作戦目標が相手ユニットにも争奪されていること

条件自体は比較的簡単です。

相手が争奪している作戦目標へ、相手を上回る確保力を持った味方ユニットを送り込み、自軍側ターン終了時まで確保を維持しましょう。

達成時の注意点

判定されるのは、自軍側ターン終了時です。
そのため、相手がまだ作戦目標へ到達していない第1バトルラウンドの先攻では、通常は達成できません。

また、作戦目標上の敵ユニットをすべて全滅させてしまうと、争奪している敵ユニットがいなくなり達成条件を満たせなくなるので注意しましょう。

第2段階「襲撃:見せかけの弱み」

第2段階の達成条件は、次のとおりです。

自軍側ターン終了時に、このターン中の味方ユニットの全滅数が相手ユニットの全滅数より多いこと

この第2段階が、「煙幕」を採用しづらくしている最大の問題です。
達成するためには、自軍ターン中に味方ユニットの全滅数を調整する必要があります。

味方ユニットを全滅させるには相手ユニットに攻撃してもらう必要があるので、敵ユニットの配置や火力に左右されます。

低体力かつ高い機動力を持つ
スクリーマー

そのため、体力が低くセーブも低い、意図的に倒してもらえるユニットを編成に忍ばせておきましょう。
機動力も高ければ、味方ユニットを撃破できそうな敵の近くまで移動しやすくなるため、さらに扱いやすくなります。

ブランドの契約団

スレイヴ・トゥ・ダークネスのように基本セーブが高いアーミーでも、ダークオースなどの比較的倒されやすいユニットを採用すれば、第2段階の達成手段を用意できます。
特にブランドの契約団には、体力4、セーブ5+の1モデル騎兵がいるので、意図的に全滅させやすくオススメです。

達成時の注意点

達成条件が「敵ユニットよりも味方ユニットの全滅数が多いこと」であるため、達成後はユニット数で不利になりやすい点に注意が必要です。
また、全滅用に用意しておいたユニットが射撃などで第2段階前にやられてしまうと、より達成が困難になります。

そもそも全滅用に用意したユニットによってロスターのパワーが落ちてしまうこともあるので、選択の際は試行回数が必要になる戦術目標だと思います。

戦術目標5「燃え盛る復讐心」

オススメ度:A

オススメのアーミー

  • 第1ラウンドに敵軍側の2区画へ向かえる、機動力が高く撃破されても問題の少ないユニットが2個いる
  • 1ラウンド目から積極的に仕掛ける編成

バトル開始時に敵英雄を1体選び、その英雄を「逃亡者」として追跡する戦術目標です。

逃亡者には、戦場に配置されている英雄だけでなく、予備戦力になっている英雄も指定できます。
逃亡者はこちらが指定するため、戦闘能力の低い支援英雄や、相手の戦術上重要な英雄を選ぶことでプレッシャーを与えられます。

相手が逃亡者を守るために配置を変更すれば、それだけでも敵軍の動きをある程度制限できます。
単に戦術目標を達成するだけでなく、相手の配置や行動を歪ませられる点もこの戦術目標の強みです。

第1段階「乱闘:くまなく探せ」

第1段階の達成条件は、次のとおりです。

自軍ターン終了時、以下の条件が満たされていると達成される。

  • 戦場を四分した各区画に、全体が収まっている味方ユニットが1個以上いる
  • それらの味方ユニットが、戦場の中心から9mvより遠く離れている
  • 条件を満たすユニットのうち、このターン中に配置されたユニットが1個以下である

条件は「味方4ユニットを戦場の4区画に配置すること」。

多くのバトルプランでは、初期配置の時点で自軍側の2区画にユニットを配置できます。
そのため、残りの敵軍側2区画へそれぞれ味方ユニットを送り込むのが基本的な達成方法です。

1ラウンド目から達成を狙う場合は、初期配置位置から敵軍側の区画まで到達できる移動力が必要になります。
そのため移動力10mv〜12mvの移動力の高い騎兵や飛行ユニットを用意しておくと達成しやすくなります。

ただし、敵軍側へ送り込んだユニットは、返しのターンに相手から狙われやすくなります。
点を取った時点で役目を終えるユニットや、蘇生が可能なユニットで達成するようにしましょう。

低ポイント&移動力が高い
ラプトリックス&ヒューリー
低ポイント&蘇生可能&移動力も高い
スナールファング・ライダー

また、このターン中に配置されたユニットも1個までなら達成条件に使用できます。
そのため、予備戦力からの配置やワープを利用して1区画を埋め、残りの区画を通常移動したユニットで埋める方法も有効です。

戦術目標2「灰の攻囲戦」も予備戦力から配置されるユニットと相性がよいため、同じ仕組みを利用して両方の戦術目標を達成しやすくできますね。

固有呪文で戦場端にワープ出来る
エラスムス・ゾン

いっそのこと戦場角までワープで飛んでいったりすると、相手からすると対応が面倒だったりするので採用の余地アリです。

達成時の注意点

経験上、この戦術目標の第1段階は1ラウンド目に達成することをオススメします。
2ラウンド目以降は余裕が無くなってきて、もう一方の戦術目標や、第2段階の達成タイミングと干渉を起こしやすいです。

相手の配置による影響を比較的受けにくい目標なので、ロスターを組む段階で、

  • 敵軍側の区画へ向かうユニット
  • ワープや予備戦力から配置するユニット

を合計2ユニット決めておくと、安定して達成できます。

戦術目標2と同様に相手の配置の影響を受けにくいので、ロスター時点でセットアップを組んでしまうと達成が楽になります。

第2段階「襲撃:急追」

第2段階の達成条件は、次のとおりです。

以下のどちらかの条件を満たすこと。

  • 敵逃亡者の12mv以内に一部でも入っており、近接戦闘中ではない味方ユニットが3個以上いる
  • 敵逃亡者が戦場に配置されていない

逃亡者が予備戦力にいる場合や、すでに撃破されて戦場からいなくなった場合にも達成を狙える点が特徴です。

達成方法が分かりやすく、敵英雄の撃破がそのまま試合展開を有利にするため、初心者にもオススメできる戦術目標です。
1ラウンド目で第1段階を達成して、すぐに逃亡者の対応に専念したいところ…

基本的に相手は逃亡者ユニットを撃破されづらい場所に配置するので、逃げられても追いかけて撃破できる手段を考えておきましょう。

「護られし英雄」を無視して射撃可能な
ヴァンガード・ラプター
ワープロック・ジェザイルに「護られし英雄」無視を付与する
ワープロック・エンジニア

「護られし英雄」を無視しながら射撃ができる上記ユニットなどを編成している場合は、1ラウンド目で逃亡者を撃破まで出来て強力です。

撃破せずとも3ユニットで逃亡者を見張れば達成できる点も比較的難易度が低く、オススメの戦術目標です。

達成時の注意点

3ユニットで逃亡者を追跡する場合、それぞれのユニットが近接戦闘中ではない状態でターンを終了する必要があります。

周囲にいる敵ユニットの「報復突撃」には注意しましょう。

戦術目標6「大焦界の伝説」

オススメ度:B

オススメのアーミー

  • 英雄が戦力の中心となる編成である
  • 前線で戦える英雄を2体以上採用している
  • 敵の攻撃を受け止められる耐久力の高いユニットがいる

味方英雄の活躍によって進行する戦術目標です。
大型英雄を中心に戦う編成や、複数の英雄が前線へ出る編成に向いています。

6種類の戦術目標の中では、第3段階「伝説の英雄」の達成条件が比較的簡単です。
一方、第1段階は「ターン開始時に近接戦闘中だった敵ユニット」を撃破する必要があり、1ラウンド目に達成が出来ません。

第1段階を最速で第2バトルラウンドに達成し、その後の自軍側ターンで第2段階、第3段階を順番に進めることになります。

第1段階「乱闘:大胆不敵な救援」

第1段階の達成条件は、次のとおりです。

そのターン開始時に近接戦闘中だった敵ユニットを、そのターン中に突撃した味方ユニットによるメレーアタックで全滅させる。

戦闘中の味方を、別のユニットで救援するような動きになります。

達成に必要な味方ユニットに条件はないので、英雄である必要はありません。
突撃で火力が上がる騎兵ユニットや、大型獣ユニットなど十分な火力が出るユニットで達成を目指しましょう。

第1段階が達成できれば、後は英雄が頑張ればいいので、一番達成に苦労するのはこの段階かもしれません…

達成時の注意点

最大の難点は、第1段階を達成できるのが最速でも第2バトルラウンドになることです。
(アンダードッグを取りやすいという面もあります。)

2ラウンド目での達成に失敗すると、3〜5ラウンドの全てで条件を達成する必要があります。

また、敵ユニットの攻撃でこちらのユニットが全滅しても達成不可となるので、ある程度の耐久力のあるユニットで攻撃を受けきりましょう。

もう一つの失敗例として、突撃側の火力が足らず、全滅させることに失敗したということがあります。
突撃側のユニットは火力が安定するユニットで達成しましょう。

相手のヒット、ウーンズを下げることが出来る
ドライアド
耐久力が高く火力も申し分無い英雄
アラリエール
セーブ3+で場持ちの良い
ケイオスウォリアー
突撃時にダメージと貫通が上がる
ケイオスナイト

第2段階「襲撃:陣頭指揮」

第2段階の達成条件は、次のとおりです。

自軍ターン終了時に、以下の全ての条件を満たしていること

  • 味方英雄が2体以上戦場に配置されていること。
  • 全ての味方英雄が視認可能な敵ユニットの9mv以内にいること
  • このターン、味方英雄が誰も全滅していないこと

味方英雄が2体以上戦場に存在し、全ての味方英雄が視認可能な敵ユニットの9mv以内にいる必要があります。
そして、そのターン中に味方英雄が1体も全滅していてはいけません。

また、敵ユニットの9mv以内まで前進すると、次の相手ターンに突撃や射撃を受ける可能性が高くなります。
そのため、敵の近くにいるだけでターンを終えるよりも、耐久力の高い英雄で敵へ突撃し、相手の行動を制限しながら達成を狙う形が基本となるでしょう。

各ヒーローフェイズに2d6回復する
アラリエール
セーブ3+に突撃ターンは近接後にワープが出来る
ベルサノス
接敵中の敵を最大3体後手にする
ウショーラン
超高火力ユニット
テラーガイスト(グールキング騎乗)
セーブ3+に体力25に加護5+の
アーケィオン
セーブ3+加護5+にダメージ反射のある
アブラクシア
達成時の注意点

達成には英雄が2体以上が必要なため、英雄が1体になった時点で達成不可能となります。

また、後方支援用の英雄を採用している場合は、その英雄も前線へ出す必要があります。
英雄の数が多いほど簡単になるわけではなく、すべての英雄を条件内へ動かさなければならない点に注意しましょう。

片方が全滅していなければ、もう片方を復活させられる
モラシィ&影の女王

例として影の女王は攻撃力、機動力、確保力、回復力に優れているため、一見すると戦術目標6と相性がよさそうに見えます。
しかし「陣頭指揮」を達成するには、後方支援を担当するモラシィも敵ユニットの9mv以内まで近づけなければなりません。

モラシィと影の女王が同時に撃破されるリスクが高くなるため、この組み合わせでは戦術目標6を選ばないほうがよいと感じます。
アーミー全体ではなく、採用する英雄全員との相性を確認する必要がある戦術目標です。

第3段階「支配:伝説の英雄」

戦術目標6については、第3段階の達成条件が比較的簡単なので、こちらも確認しておきます。

条件は次のとおり

自軍ターン終了時に以下の条件を満たすこと

  • 味方英雄ユニットが、自軍側陣地の外側に全体が入っており、そのターン開始時に自軍が確保していなかった作戦目標を1個確保する

実際には、第4~第5バトルラウンドに狙うことが多いでしょう。
味方英雄で自軍側陣地の外にある作戦目標を新たに奪取できれば達成です。

ゲームの終盤に味方のウォーロードを敵陣に送り込み、自軍を勝利に導く伝説の英雄を生み出しましょう。

オススメの組み合わせ

現時点では、以下の3通りが扱いやすい組み合わせだと考えています。

  • 戦術目標1+戦術目標2
  • 戦術目標1+戦術目標5
  • 戦術目標2+戦術目標5

この3通りは、ほかの組み合わせと比べて達成手順を組み立てやすく、幅広い編成で検討できます。

戦術目標1・2・5に関しては、ほかの戦術目標と比べて達成までの手順が分かりやすく、普段のゲーム展開と両立させやすいのが特徴です。

逆に3、4に関してはロスター時点で達成方法を考えていかないと難しいです。

特に戦術目標2が達成しやすいと私は感じています。
初心者の方は、まず戦術目標2「灰の攻囲戦」を軸にして、残りの1種類を自分のアーミーに合わせて選ぶ方法がオススメです。

戦術目標1+戦術目標2

「燃え盛る強襲」と「灰の攻囲戦」の組み合わせです。

魔術や、射撃でのダメージ手段に加えて、前半のラウンドで自軍陣地外に進出することが出来るアーミーであれば、両方を並行して進められます。

第2段階以降は敵軍側にある隠れ家や作戦目標を狙うことになります。
序盤から少しずつ前線を押し上げ、そのまま敵陣へ攻め込むのが基本的な流れです。

戦術目標2+戦術目標5

「灰の攻囲戦」と「燃え盛る復讐心」の組み合わせです。

この組み合わせでは、どちらの第1段階でも複数の味方ユニットを自軍側陣地の外へ動かします。
達成手順をロスター編成の段階で決めやすいため、初心者にもオススメしやすい組み合わせです。

1ラウンド目に第1段階を両方達成し、逃亡者の対応と作戦目標への応援で第2段階も進めていきましょう。

戦術目標1+戦術目標5

「燃え盛る強襲」と「燃え盛る復讐心」の組み合わせです。

戦術目標2を採用するか悩んだ際に、ヒーローフェイズや射撃フェイズでのダメージ手段が多い編成だった場合にオススメです。

懸念点として、逃亡者の対応と隠れ家の確保をこなす必要があるため、戦力が分散する可能性が高いです。
戦力を分けすぎて通常の作戦目標を確保できなくなったり、各部隊が相手に撃破されたりする可能性があるため、
上記の2種よりはオススメ度は下がるかもしれません。

最後に

今回オススメの戦術目標を紹介させていただきましたが、最初からすべての条件を達成する必要はありません。
まずは達成手順が分かりやすい戦術目標を選び、何度か同じ組み合わせで遊んでみましょう。

繰り返し使用すると、相手に妨害された場合の対応や、先攻・後攻による動きの違いも少しずつ分かるようになります。

この記事が、皆さんのアーミーに合った戦術目標を選ぶ際の参考になれば幸いです。

こんな記事を書いてほしいというものがあれば、是非あどりーのXまでご連絡いただけると幸いです。
次回の記事案の参考にさせていただきます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。